安全願うヒマワリが満開、和歌山 広がる交通事故遺族の願い

和歌山県警白浜署の花壇で大きな花を咲かせている、交通事故の犠牲となった男児のヒマワリ=11日

 京都府で2011年に交通事故の犠牲となった男児=当時(4)=が育てていたヒマワリが、種を受け継いだ和歌山県警白浜署(同県白浜町)の花壇で大きな花を咲かせた。交通安全を願い、男児のヒマワリを育てる活動は「ひまわりの絆プロジェクト」として全国に広がっている。

 亡くなったのは、京都府木津川市の東陽大ちゃん。絆プロジェクトは、両親が陽大ちゃんの生きた証しを残したいと、幼稚園で育てていたヒマワリの種を京都府警に託して始まった。

 種は全国の警察署などに配られ、交通安全運動の象徴になっている。


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