公立学校500超が被害 授業再開、復旧半年も 強風の千葉市は7割

台風15号の強風で壁が崩れた千葉県南房総市立富浦中の体育館=13日

 台風15号の影響で、千葉県の小中高を含む全公立学校の4割に当たる549校が、校舎の損壊などの被害を受けたことが18日、県や千葉市のまとめで分かった。県内は同日午前8時時点で約4万9千戸が停電。ほとんどの地域で授業は再開したものの、修理に半年かかる学校も出ている。

 9日未明に最大瞬間風速57・5メートルを観測した千葉市は、7割を超える131校が被災。美浜区の稲浜小では縦20メートル、横37メートルにわたり体育館の屋根が強風で剥がされた。

 周囲にロープを張り、翌10日に授業を再開したが、修理には追加の予算措置などが必要になり、半年ほどかかると見込まれる。


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