2019年9月17日 17:58 | 無料公開
「浜口梧陵生誕200年未来会議」の発足イベントで講演する四天王寺大の曽野洋教授=17日、和歌山県広川町
江戸時代の安政南海地震(1854年)で稲わらに火を付けて村人を高台に導き、津波から救った「稲むらの火」のエピソードで知られる和歌山県広川町出身の実業家浜口梧陵(1820〜85年)が来年、生誕200年を迎えるのに合わせ、同町は17日、「浜口梧陵生誕200年未来会議」を設立した。功績を広く知ってもらうための事業を検討する。
会議は、町長や教育関係者ら8人の委員で構成。発足イベントで講演した四天王寺大(大阪府)の曽野洋教授は「まだ発見できていない魅力がいっぱいある。『浜口梧陵学』を模索し、紀州内外に発信していきたい」と話した。