116歳女性へ知事から記念品 「力をみんなにあげたい」と感謝

福岡県の小川洋知事(左)からお祝いの花を受け取る田中カ子さん=16日午後、福岡市

 敬老の日の16日、116歳で世界最高齢の田中カ子さんが暮らす福岡市の老人ホームを小川洋知事が訪れ、記念品を手渡した。田中さんは、はっきりした口調で「皆さんのお世話になって生きてこられた。今持っている力をみんなにあげたい」と感謝の言葉を述べた。

 紅白幕が飾られた一室で、田中さんが知事に「長生きしてくださいね」と声を掛け、室内は笑いに包まれた。

 知事がお祝い状を渡す際、田中さんは椅子から立ち上がり、両手でしっかり受け取った。

 田中さんは1903(明治36)年、福岡県生まれ。今年3月、ギネスワールドレコーズ社から、男女を通じ「存命中の世界最高齢」に認定された。


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