国後島から日本側視察団が帰港 ごみ減らし対策の具体化目指す

共同経済活動に向けた視察を終え、北海道・根室港に戻った視察団員=16日午後

 日本とロシアによる北方四島での共同経済活動のうち「ごみ減らし対策」の具体化を目指し、国後島のごみ処理関連施設などを視察していた日本側の視察団が16日、北海道・根室港に戻った。団長を務めた経済産業省の上條剛環境管理推進室長は、根室港で記者団に「専門的見地からの意見交換も含め、有意義な視察だった」と述べた。

 上條氏は意見交換の具体的な内容は明らかにしなかった。

 視察団は経産省や外務省の職員のほか、ごみ処理に関わる北海道の企業関係者など計8人。根室市を8月に訪れた国後島島民らも同行し、ごみの集積場や焼却場の建設予定地などを視察した。


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