37歳名力士、元嘉風が引退会見 「ありがたい人生」

引退の記者会見を終え、引き揚げる元関脇嘉風の中村親方=16日、東京都内のホテル

 12日に現役引退を発表した大相撲の中村親方(37)=元関脇嘉風、本名大西雅継、大分県出身、尾車部屋=が16日、東京都内で記者会見を開き「37歳まで現役を続けられるとは想像できなかった。ありがたい相撲人生だった」と笑顔で語った。今後は部屋付きとして後進の指導に当たる。

 中村親方は6月に故郷の大分県佐伯市での合宿中に右膝などに重傷を負い、復帰を断念。本人によると渓流下りのイベントでのアクシデントで「土俵に立つのは厳しいと実感した。悔いしかない」と無念さをにじませた。

 中村親方は日体大3年でアマチュア横綱に輝き、2004年初場所で初土俵。


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