年金未払い18年度5億7千万円 機構の事務処理ミス相次ぐ

日本年金機構本部=東京都杉並区

 日本年金機構は12日、年金支給などに関する事務処理ミスが2018年度集計で1890件あったと発表した。このうち、本来なら支払うべき年金が未払いとなっていたケースは494件で計約5億7千万円に上った。過払いも237件で計約1億9千万円あった。機構ではミスの発覚が相次いでいる。

 事務処理ミスは他に、保険料の過徴収が158件で計約1億8千万円、未徴収は241件で計約9700万円など。これらに未払いや過払い分を含めるとミス全体の1890件のうち、1158件で年金支給額や保険料徴収額に影響が出て、その額は計約10億4千万円に上った。


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