作業員、発電機の排ガスで中毒か 解体現場、2人死亡事故

 東京都世田谷区の解体工事中のアパートで男性作業員2人が死亡した事故で、現場に発電機があり、作業員らは充満した排ガスで一酸化炭素(CO)中毒になった可能性があることが11日、警視庁成城署への取材で分かった。同署が死因などを詳しく調べている。

 成城署によると、アパートは2階建てで、1階の部屋にはガソリンを燃料に使う発電機があった。作業員が倒れていたのはその真上の部屋で、2階のエアコンを作動させるために発電機を使ったとみられる。窓は閉め切った状態だった。

 10日午前、男性作業員3人が倒れているのが見つかり、うち2人の死亡が確認された。


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