日ロ次官級、安保中心に協議 11月首脳会談へ調整も

 日本、ロシア両政府は9日、東京都内で外務次官級協議を開き、両国の安全保障政策や、北方領土問題を含む平和条約締結交渉について議論した。11月に予定している安倍晋三首相とプーチン大統領の会談に向けて調整を図ったとみられる。

 日本外務省幹部は「安保政策を中心に2国間の問題について幅広く議論した」と説明した。ロシア側が米国のミサイル防衛(MD)網の一環として問題視する日本の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入計画も議題になった可能性がある。

 協議には日本側は森健良外務審議官、ロシア側はモルグロフ外務次官が出席。両氏は5日の首脳会談に同席した。


  • LINEで送る