インド、月面着陸装置の位置特定 損傷は不明、通信回復目指す

 【ニューデリー共同】インド宇宙研究機構(ISRO)は8日、月面着陸の直前に通信が途絶した無人月探査機「チャンドラヤーン2号」の着陸装置の位置を月面で特定したことを明らかにした。月を周回中のチャンドラヤーン2号の衛星が画像を捉えたという。PTI通信が伝えた。

 ISROは、装置が「激しい着陸」となったとの見方を示した上で、損傷しているかどうかは不明とした。通信の回復に向けた作業を続けているという。

 着陸装置は2日に衛星から分離された。着陸後に探査車を走行させて世界で初めて月の南極周辺で観測活動を行い、各国が注目する水の存在の確認を目指すことになっていた。


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