2019年9月8日 00:34 | 無料公開
7日、インド南部ベンガルールのインド宇宙研究機構で、モディ首相(左から3人目)と話す科学者ら(ロイター=共同)
【ニューデリー共同】無人月探査機「チャンドラヤーン2号」の月面着陸失敗で、インド宇宙研究機構(ISRO)は7日「90〜95%の目標は達成した」とする声明を発表した。月面着陸装置との通信が着陸直前に途絶えた原因には触れなかった。
探査機の衛星が月を周回し観測可能なため、鉱物の分布や極域での水の存在などに関する理解を高められると表明。「月科学への貢献を続ける」としている。
ISROは、これまで1年間としてきた衛星による観測の期間を約7年間に延ばすことが可能との認識も示した。