2019年9月7日 06:08 | 無料公開
7月22日、インド南部で打ち上げられた無人月探査機「チャンドラヤーン2号」(インド宇宙研究機構提供、AP=共同)
【ニューデリー共同】インド宇宙研究機構(ISRO)は7日、無人月探査機「チャンドラヤーン2号」の月面着陸に臨んだが、降下中に着陸装置との通信が途切れたと明らかにした。データを分析中とし、着陸の成否は発表していない。
成功すれば、旧ソ連、米国、中国に次ぎ4カ国目。宇宙開発を進めるインドは2023年にも日本と協力して月探査を行う方針。今回の月面着陸には、日印協力の弾みとしても期待がかかる。
ISROなどによると、7月22日の打ち上げ後、探査機は順調に月の周回軌道に到着。9月2日には着陸装置が切り離された。
チャンドラヤーンは「月の乗り物」を意味する。