2019年9月6日 00:00 | 無料公開
北海道むかわ町で見つかったハドロサウルス科恐竜、通称「むかわ竜」の化石について、北海道大総合博物館の小林快次教授らの研究チームは、新種として学名を「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名し、6日付の英科学誌電子版に発表した。国内で発見され学名が付いた恐竜は8例目。
小林教授は「カムイはアイヌ語で『神』。日本の恐竜の神という意味を込めて命名した。今後生態などの研究を進めていく」と話した。
カムイサウルスは2003年、むかわ町穂別の約7200万年前(白亜紀後期)の海の地層から見つかった。体積比で全身の8割を超える骨格が確認され、全身骨格では国内最大。