政府、第1原発処理水の状況説明 大使館向け、韓国も出席

東京電力福島第1原発の処理水の状況に関し在京大使館関係者向けに開かれた説明会=4日午前、東京都内

 政府は4日、東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水を浄化した後の処理水の状況に関し、在京大使館関係者向け説明会を東京都内で開いた。情報共有を訴えている韓国の大使館担当者らに、政府小委員会で議論を続けている処分方法について、現時点で結論を出していないことなどを改めて示した。

 外務省、経済産業省、東電の担当者らが、8月9日に開かれた小委での議論の内容を説明し「処理水の扱いは風評の観点も含めた総合的な検討をしている」などと述べた。小委では、第1原発敷地内で処理水保管タンクの容量が2022年夏ごろにいっぱいになるとの見通しが東電から示された。


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