東北電、国に規定確認せず 女川原発違反で宮城県指摘

女川原発3号機の保安規定違反を巡る立ち入り調査で、東北電力の社員(右端)から説明を受ける宮城県と女川町、石巻市の職員=2日午後、宮城県女川町

 東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の3号機で放射線監視用の計測器1台が使用できない保安規定違反があったことを受け、県と両市町が2日、安全協定に基づき立ち入り調査をした。県の担当者は、トラブル発生時に規定上問題があるかどうかを、東北電が原子力規制庁に確認すべきだったと指摘した。

 女川原発では、保安規定で設置を定める114台の計測器のうち3号機の建屋内にある1台が昨年1月から使えない状態で、修理もされていないことが判明。原子力規制委員会が最も軽い「監視」の違反区分とした。


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