火星に行く人に役立てば 京大生、移住想定日米実習

米アリゾナ州の巨大施設「バイオスフィア2」で、火星への移住を想定した実習に参加する京都大の学生ら(京都大・宇宙総合学研究ユニット提供)

 砂漠や人工の海など地球の生態系が再現され、隔離環境での生活研究ができる米アリゾナ州の巨大施設「バイオスフィア2」で、火星への移住を想定した実習に参加した京都大の学生らが2日、学内で帰国後の記者会見を開き「将来、火星に行く人たちに役立つような実習データとなれば」と語った。

 国際的に火星への移住構想があり、実習では火星に造られたバイオスフィア3で生活することを想定。8月5〜10日、京大生5人とアリゾナ大など米国の大学生5人が、基地を造る際の必要物資や建設デザインなどの課題を研究した。


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