和歌山・太地で追い込み漁 小型クジラ今季初捕獲

ハナゴンドウを追い込む太地いさな組合の船団=2日、和歌山県太地町

 和歌山県太地町で2日、イルカなど小型鯨類の追い込み漁があり、同町漁協に所属する太地いさな組合の船団12隻がハナゴンドウを今季初めて捕獲した。海上保安官や県警の警察官らが警戒していたが、反捕鯨団体の妨害活動はなかった。

 町漁協によると、漁船は午前5時ごろ出港。約3時間後、沖合約10キロでハナゴンドウの群れを見つけ、畠尻湾へ追い込み午前11時ごろ帰港した。捕獲したのは約10頭。いずれも体長約3メートルで食用となる。

 日本は国際捕鯨委員会を6月末に脱退しているが、この追い込み漁は脱退の前から規制の対象外。和歌山県知事が許可して9月1日から解禁となった。


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