米、日韓対立に強い懸念 方策見いだせず対応苦慮

 【ソウル、ワシントン共同】トランプ米政権は22日、韓国による日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄にまで発展した両国の対立激化に懸念を強めた。これまで政府高官を派遣するなど関係改善に努めてきたが、効果的な方策は見いだせておらず、対応に苦慮している。

 国防総省の報道官は22日、声明を発表し「日韓に意見の相違を早く解決するよう促す」と表明。「日米韓が友好的に結束すれば北東アジアはより安全になる。情報共有は共通の国防政策や戦略を立案する上で鍵となる」と指摘し、GSOMIAの必要性を強調した。


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