仏大統領、離脱協定変更要求検討 英首相と初会談

22日、パリで握手を交わすフランスのマクロン大統領(左)と英国のジョンソン首相(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は22日、パリの大統領府でジョンソン英首相と会談した。7月下旬のジョンソン氏の就任以来、両氏の直接会談は初めて。マクロン氏は会談前の記者会見で、ジョンソン氏が求める欧州連合(EU)との離脱協定の変更について、対応が可能か今後30日以内に探る用意があるとの考えを述べ、わずかに妥協の余地を示した。

 21日にジョンソン氏とベルリンで会談したドイツのメルケル首相が協定で懸案となっているアイルランド国境問題に関し代替案を30日以内に示すよう求めており、マクロン氏も同意した形だ。

 ジョンソン氏は「技術的な解決策がある」と訴えた。


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