ロヒンギャ、ミャンマー帰還困難 準備完了も安全に懸念

バングラデシュ南東部コックスバザールのロヒンギャ難民キャンプ=22日(共同)

 【コックスバザール、ヤンゴン共同】ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャが隣国バングラデシュで難民生活を送っている問題で、バングラデシュ当局者は22日、ロヒンギャ側から「今のところ前向きな回答を得ていない」と述べ、同日中の帰還は難しいとの認識を示した。難民キャンプのある南東部コックスバザールで記者団に語った。

 両国政府は帰還に向けた準備を22日に完了。ロヒンギャ側が同意すれば、ミャンマー西部ラカイン州に一部が戻る予定だった。安全が確保されていないと懸念を示し、拒否しているという。


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