研究炉の一部設備が審査漏れ 原子力機構と京大、近大で

 原子力規制委員会は21日、日本原子力研究開発機構、京都大、近畿大の研究用の原子炉で、消火設備など一部の設備が審査対象から漏れていたと明らかにした。設備は既に設置されていたが、機能面の詳細な確認がされていなかった。規制委は「安全に影響するものではない」としている。

 漏れが見つかったのは、茨城県にある原子力機構の原子炉安全性研究炉(NSRR)や、京大の二つの原子炉と近大の一つの原子炉。全て規制委の許可を得て運転を再開していた。

 規制委によると、対象は消火設備や落雷対策、放射性物質を含む水の漏えい防止設備など。


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