南海電鉄、高野下駅舎をホテルに 11月開業、客室は2室

 南海電気鉄道は20日、高野山周辺にある高野線高野下駅(和歌山県九度山町)の駅舎を改修してホテルを開業すると発表した。外国人を含む観光客の利用を狙う。11月上旬の開業を目指す。駅舎は小さく、ホテル開業後も駅舎として利用するため、客室が2室しかない珍しいホテルになる。

 従業員の宿泊室と休憩室を改修して完成させる。1室1泊で約3万円の予定。南海電鉄の沿線をかつて走っていた列車のつり革や椅子を内装として再利用する。

 高野下駅は1925年7月開業。駅舎は国の近代化産業遺産に認定されている。


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