「不自由展」再開、署名で連携を 有識者団体が東京で集会

「表現の自由を市民の手に 全国ネットワーク」の集会で話す武内暁さん=17日夕、東京都文京区

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった問題で、有識者らでつくる「表現の自由を市民の手に 全国ネットワーク」が17日、東京都内で集会を開き、企画展の再開を求めて署名運動を展開し、他団体の抗議活動とも連携を強めていく方針を確認した。

 世話人代表の一人、武内暁さんは「中止という既成事実を絶対に作ってはいけない。萎縮せず議論を続け、展示再開を実現させたい」とあいさつ。芸術祭会場前で抗議を続けている名古屋工業大のジョセフ・エサティエ准教授は「(展示中止で)終わったわけではない」と話し、運動への支援を呼び掛けた。


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