米、台湾にF16売却承認 中国の反発必至

米軍のF16戦闘機=2017年8月、青森県の三沢基地

 【ワシントン、北京、台北共同】トランプ米政権は台湾にF16戦闘機を売却する方針を固めた。議会に非公式に通知し手続きを進めており、近く正式決定する見通し。議会関係者が16日明らかにした。米メディアによると、最新型の66機で80億ドル(約8500億円)相当に上り、米台間の武器売買では最大規模。戦闘機売却は1992年以来、約27年ぶりとなる。

 中国政府は「主権と安全に損害を与えるもので断固反対する」と米政府に厳重抗議した。実際に売却すれば「必ず強烈な対応を打ち出す」とし、中国の対抗措置による「全ての結果を米国がかぶることになる」と警告した。


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