JR東日本が羽田空港へ船便 20年開始、訪日客取り込み

 JR東日本が、羽田空港と都心部を結ぶ船便の運航に乗り出す方向で検討していることが16日、同社関係者への取材で分かった。約10年後の完成を見込む鉄道の新路線「羽田空港アクセス線」と合わせ、利便性の大幅な向上で訪日外国人を取り込むと共に、災害時の輸送路確保を狙う。早ければ2020年中に運航を開始する。

 都心側の発着拠点は同社が浜松町駅近くで再開発を進める港区の竹芝地区とし、浅草や日本橋といった観光地や繁華街とも船で結ぶ。観光地路線については来夏の東京五輪・パラリンピック前に先行させる計画もある。


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