iPS備蓄事業、外部移管を了承 安定供給へ新法人を設立

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文科省の専門部会に出席した京都大の山中伸弥教授=8日午後、東京都千代田区

 文部科学省の専門部会は8日、京都大が実施してきた、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を備蓄して研究機関などに提供する「ストック事業」を、外部の公益法人に移管することを了承した。事業を大学から切り離すことで細胞の提供を安定化させ、大学の負担を減らすねらい。

 京大は移管先とする公益財団法人の設立を目指しており、財源や人員の在り方を検討し、国に申請する。山中伸弥京大教授も新法人に関わる。専門部会終了後、山中教授は記者団に「ベストな細胞を適正なコストで提供し、日本企業に貢献したい」と話した。

 備蓄事業は2013年度に開始した。