短距離走、硬い筋肉の選手が有利 順天堂大研究、長距離は逆

陸上日本選手権男子100メートル決勝で力走する選手ら=6月、博多の森陸上競技場

 短距離走は筋肉の硬い選手、長距離走は軟らかい選手ほどタイムが良いとの研究結果を、順天堂大の宮本直和准教授(スポーツ科学)らが31日までにまとめ、米スポーツ医学会誌に発表した。筋肉を硬くするには筋トレ、軟らかくするにはストレッチというように、競技に合わせたトレーニングが必要だと示した。

 宮本さんは「最高のパフォーマンスを発揮できるよう、最適なトレーニング法を開発したい」と今後の展望を語った。

 研究では、大学陸上部の100メートル走と5千メートル走の男性選手22人ずつに協力を依頼。太もも前部の「外側広筋」という筋肉に超音波を当て、伸び縮みしやすさを計測した。


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