東証反発、終値は204円高 米中貿易協議の進展期待で

東京証券取引所=東京都中央区日本橋兜町

 23日の東京株式市場は、米中貿易協議の進展期待や半導体産業の業況回復観測から買い注文が入り、日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比204円09銭高の2万1620円88銭で、12日以来の高値を付けた。東証株価指数(TOPIX)は12・45ポイント高の1568・82だった。

 来週に米中両政府が閣僚級貿易協議の開催を検討していると伝わり、好感された。米政権が中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する制裁の緩和を図るとの見方も追い風となった。

 半導体の過剰在庫が解消に向かい、市況が改善するとの思惑も広がった。


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