農水産物輸出拡大で新組織設立へ 衛生審査を迅速に

 農林水産省は23日、農林水産物・食品の輸出拡大の司令塔設立に向けた新組織「輸出対策強化特別チーム」を26日に設立すると発表した。品目ごとの輸出規制をクリアするための条件交渉などを手掛ける職員の定員を増やす。来春には厚生労働省が手掛けている食品衛生管理の審査業務を農水省に一元化する。強化チームの創設で省庁間のやりとりを加速し、司令塔への移行に備えて準備を進める。

 実際に欧米向けに牛肉などを輸出する際に必要となる食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の審査は現在、厚労省が担当。厚労省も職員の定員を増やす。


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