シリア北西部で67人死亡 ロシア軍、反体制派拠点を空爆か

 【カイロ共同】シリア人権監視団(英国)は22日、シリアの反体制派の最後の拠点、北西部イドリブ県で空爆があり、少なくとも67人が死亡したと発表した。市場や住宅地が狙われたとみられ、市民が多数巻き込まれた。死傷者は増える恐れがある。

 監視団はロシア軍が空爆したとしているが、ロシア側は否定している。

 空爆はロシアと反体制派を支援するトルコが昨年合意にこぎつけた非武装地帯(DMZ)に集中したもよう。シリアのアサド政権側は4月以降、イドリブ県や周辺への攻撃を激化させている。


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