2019年7月22日 18:37 | 無料公開
株式市場「科創板」の取引開始を記念し、中国・上海で行われた式典=22日(共同)
【上海共同】中国版ナスダックと呼ばれる新興ハイテク企業向け株式市場「科創板」の取引が22日、上海証券取引所で始まった。ハイテク分野で米中対立が深まる中、中国政府は育成を進める半導体企業などの資金調達を支援する狙い。初日は上場第1弾の25銘柄の終値が平均で公開価格の2倍以上となり、過熱気味のスタートとなった。
新市場の創設で株式市場全体の活性化も狙うが、22日は科創板に資金が流れ、上海市場の代表的な株価指数である総合指数は前週末比で下落した。市場関係者は「科創板が長期的に成長できるか不透明で、波及効果は未知数だ」と話した。