天野IAEA事務局長死去 北朝鮮非核化に尽力

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2011年7月、IAEAが公開した福島第1原発視察で、記者の質問に答える天野之弥事務局長(AP=共同)

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は22日、天野之弥事務局長(72)が死去したと発表した。詳しい状況などは明らかにしていない。昨年から体調が悪化しており、今月17日には、任期途中で辞任する意向を示していることが明らかになっていた。

 09年に事務局長に就任した天野氏は、イラン核問題のほか、北朝鮮非核化に向けたIAEAの監視、準備態勢を強化。原子力を利用した途上国の発展支援を重視してきた。東京電力福島第1原発事故を総括する最終報告書をまとめ、原発の安全強化も進めた。

 天野氏は駐米公使などを歴任。09年7月のIAEA事務局長選でアジアから初選出された。