岡本三夫氏が死去 平和学の第一人者

岡本三夫氏

 平和学の第一人者として知られる広島修道大名誉教授の岡本三夫(おかもと・みつお)氏が20日、死去した。86歳。栃木県出身。喪主は長女沙良(さら)さん。

 1976年、日本の大学で初めて平和学の講座を四国学院大(香川県)に開設。90年に広島修道大教授に就任し、被爆地・広島で平和運動の先頭に立ってきた。2007年には平和学の拠点として同市に「岡本非暴力平和研究所」を設立。「第九条の会ヒロシマ」の世話人代表も務めた。

 市民団体などの要請で04年7月の参院選に広島選挙区から無所属で出馬したが落選した。


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