れいわ、比例代表で2議席獲得 諸派が現行制度で初めて

政治団体「れいわ新選組」の比例代表特定枠で当選を決めた木村英子氏(左)と笑顔で撮影に応じる山本太郎代表=22日未明、東京都内のホテル

 政治団体「れいわ新選組」は比例代表で2議席を獲得した。政党要件を持たない諸派が比例議席を得たのは、2001年の非拘束名簿式導入から初めて。山本太郎代表は21日のテレビ番組で「政治に何かしらの風穴をあける存在が必要だったのではないか」と述べた。

 山本氏は記者会見で「私も含めて面倒くさい人が国会に行かなければ変わらない」と強調。次期衆院選に向け「野党と手を組まなければ政権交代できない。力を合わせる必要がある」と語った。

 当選者は「特定枠」の1位で擁立した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の船後靖彦氏と、2位の重度障害者木村英子氏。


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