2019年7月21日 23:12 | 無料公開
記者会見で質問に答える社民党の吉川幹事長=21日午後10時17分、東京・隼町
社民党は比例代表で1議席を確保したが、公選法上の政党要件を失う危機に直面している。肺がん手術を受け、改選を迎えた又市征治党首は立候補を断念。吉川元・幹事長らが全国を飛び回って「護憲の老舗」を必死にアピールしたが、政党要件維持に必要な全国での得票率2%以上の獲得は予断を許さない情勢だ。
吉川氏は21日の記者会見で「平和憲法をしっかり守り抜いていく使命を、引き続き国政の場で果たしていきたい」と強調した。福島瑞穂副党首もラジオ番組で「集団的自衛権の問題などがリアルなものとして伝わっていない」と語った。
今回、選挙区と比例代表に擁立した計7人のうち5人が女性だ。