日本の多くの淡水魚、絶滅危機に IUCN、レッドリストを公表

ドウクツミミズハゼ

 国際自然保護連合(IUCN)は19日までに、世界の絶滅危惧種を集めたレッドリストの最新版を公表した。日本固有の淡水魚の多くが新たに絶滅危惧種と評価され、京都府・丹後半島の川にすむタンゴスジシマドジョウなど3種は、3段階ある絶滅危惧種の最も深刻なランクに指定された。

 他の2種は沖縄県・西表島の川にすむウラウチイソハゼと、長崎県・五島列島の福江島に分布するドウクツミミズハゼ。

 IUCNは、ダムや堤防の建設で河川の自然環境が変わったほか、農業や都市部からの汚染で日本の淡水魚の生息が危ぶまれていると指摘。外来種に食べられたりしていることも減少の要因に挙げた。


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