がん検診誤通知で岐阜市長謝罪 50代の女性死亡

市のがん検診で結果を誤通知された女性が死亡した問題で、臨時の記者会見をする柴橋正直岐阜市長=19日午前、岐阜市役所

 岐阜市のがん検診で結果を誤通知された50代の女性が胃がんで死亡した問題で、柴橋正直市長は19日、市役所で臨時の記者会見を開き「間違った結果を通知した方には大変なご迷惑をお掛けした」と謝罪した。

 女性は1月、市の胃がん検診を受診し「要精密検査」と判定されたが、市は誤って「異常認めず」と通知した。女性は4月に肺がんと診断され、胃がんが転移したと判明。今月16日に死亡した。

 市は他にも50〜70代の女性4人に対し、検診結果は「要精密検査」や「要注意」だったのに「異常認めず」と伝えた。4人にがんの症状は出ていない。


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