白山のホワイトロードが全線開通 土砂崩れ区間の対策完了

冬季閉鎖期間中に起きた土砂崩れの応急対策工事を終えた、白山白川郷ホワイトロードの現場=19日午前9時50分ごろ、石川県白山市

 石川県白山市と岐阜県白川村を結ぶ「白山白川郷ホワイトロード」が19日、全線開通した。冬季は閉鎖されるホワイトロードは例年6月に通行可能となるが、今年は閉鎖期間中に起きた土砂崩れの応急対策工事のため一部区間で遅れていた。

 この日は小雨の中、早朝から数台の車が並び開通を待った。一番乗りした石川県内灘町の無職浦島昭栄さん(80)は18日昼から来ていたといい、「今年はだめかと思ったけど、開通できて良かった。名所の滝を楽しみたい」と話した。

 土砂崩れは昨年12月、石川県側の起点から約1・6キロで確認された。


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