千葉の五輪会場でウミガメ産卵 組織委「温かく見守る」

ウミガメの産卵場所を示す看板=18日、千葉県一宮町の釣ケ崎海岸

 来年の東京五輪のサーフィン会場で、18日に運営リハーサルのテスト大会が始まった千葉県一宮町釣ケ崎海岸の競技エリアでアカウミガメが産卵している。大会組織委員会は地元の保護団体と協力しながら踏みつけられないよう監視する方針で、森泰夫大会運営局次長は「温かく見守っていきたい」と話している。

 選手や関係者が往来する場所のため、急きょ鉄柵の囲いが設けられ、監視要員も配置された。房総半島はアカウミガメが産卵する北限とされ、一宮町は保護条例を施行している。今回産み付けが確認された場所は五輪本番では観戦エリアとする計画。


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