非核求めるポスター広島市に贈呈 ヒロシマ・アピールズ22作目

松井一実市長(右)にポスターを贈呈する澁谷克彦さん=18日午前、広島市役所

 核兵器廃絶と平和を訴えるポスター「ヒロシマ・アピールズ」を企画している日本グラフィックデザイナー協会(東京)などが18日、広島市の松井一実市長に今年のポスターを贈呈した。

 1983年に始まり、今年で22作目となった。タイトルは「希望」。グラフィックデザイナーの澁谷克彦さん(62)=東京都目黒区=が制作した。

 青や水色の線を使い、人間とツバメの母子を描写。放射線の影響が世代を超えて受け継がれることや、将来に負荷を残せないという思いを表現した。贈呈後、澁谷さんは「原爆投下以降の長い時間に何があったのかを見た人に思い浮かべてほしい」と語った。


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