米俳優スペイシー氏訴追取り下げ わいせつ告発男性証言せず

ケビン・スペイシー氏(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】2016年、当時18歳の男性に性的暴行をしたとして強制わいせつなどの容疑で訴追された米俳優ケビン・スペイシー容疑者(59)について、東部マサチューセッツ州の検察当局は17日、訴追を取り下げた。被害を告発した男性が最近になって証言を拒否し、訴追は困難だと判断した。

 スペイシー氏は同州の飲食店で働いていた男性を泥酔させて性的暴行をしたとされ、18年12月に訴追された。

 弁護側は無罪を主張。男性の携帯電話でやりとりされたメッセージが重要証拠だとして裁判所に調べるよう求めたが、男性は携帯電話を紛失したと述べ、詳しい説明を拒否していた。


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