米下院、2閣僚に議会侮辱決議 市民権質問巡り

バー米司法長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米政権と対立する民主党が主導権を握る下院は17日、召喚状で求めた議会への資料提出をバー司法長官とロス商務長官が拒否したのは議会侮辱罪に当たると非難する決議案を賛成多数で可決した。米メディアによると、下院委員会が今後、召喚状に法的拘束力を持たせる手続きに入る。

 民主党は、政権が来年の国勢調査で市民権の有無を尋ねる質問をいったん追加すると決定したことに関し資料を要求。10年ごとの同調査結果は、質問追加で不法移民が強制退去を恐れて調査に協力せず、移民の多い地区を地盤とする民主党に不利になるとの見方が出ていた。


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