米制裁は「経済テロ」 イラン外相、国連で批判

国連本部での閣僚級会合で演説するイランのザリフ外相=17日、ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】訪米中のイランのザリフ外相は17日、ニューヨークの国連本部で演説し「イラン国民は最も容赦ない形の『経済テロ』にさらされている」と述べ、米国によるイラン制裁の不当性を訴えた。制裁は「政治的目的のため、罪のない人々を意図的に狙っている」と批判した。

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)の進捗状況を話し合う閣僚級会合で語った。制裁は、イラン核合意を承認した国連安全保障理事会決議に違反しており「イランのSDGs達成に対する最大の脅威だ」と非難し、多国間主義の尊重が極めて重要だと強調した。


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