がん検診誤通知の女性死亡、岐阜 9年前から読み合わせせず

 岐阜市のがん検診で精密検査が必要だと診断されたが、「異常認めず」と誤通知された5人の女性のうち、治療中だった50代の女性が16日夜に胃がんで死亡したことが17日、市への取材で分かった。16日に同市が闘病中と発表していた。

 また検診を実施していた中市民健康センターでは、市のシステムに検診結果を入力する際、通常職員2人で行う読み合わせを、少なくとも2010年からしていなかったことも判明。

 がん検診事務処理マニュアルでは読み合わせを必ず行うと規定。市内の他のセンターなどでは、職員2人で読み合わせをしていたといい、岐阜市は経緯を調べている。


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