スーダン、軍民共同統治へ 文書署名、中立性を強調

 【カイロ共同】スーダンで暫定政権を担う軍事評議会と、民主化を要求するデモ隊の指導部は17日、民政移管の移行期間の統治機構となる、軍民合同の評議会設置の文書に署名した。デモ隊によると、合同評議会の中立性が強調された内容。

 首都ハルツームでの署名には両者の交渉を仲介したアフリカ連合(AU)の特使が同席。デモ隊側の代表は「われわれは全市民が自由を感じることを望んでいる」と述べ、軍政側は「歴史的な合意」と評価した。合同評議会の詳細をさらに協議し、今後、別の署名が行われる。


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