五輪、仮設住宅建材で復興記念碑 被災地の中高生参画、関連施設に

「東京2020 復興のモニュメント」の制作発表会見に出席した、男子テニスの錦織圭選手(右端)とサンドウィッチマンの(左から)伊達みきおさんと富沢たけしさんら=17日午後、東京都内

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は17日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島の3県の、仮設住宅のアルミ建材を再利用し「東京2020 復興のモニュメント(記念碑)」3基を制作すると発表した。支援への感謝や選手への応援など、被災地の中高生がメッセージを記し、大会関連施設に設置。選手が記念碑にサインし、大会後の来年12月にレガシーとして3県に移設予定。復興五輪として被災地と世界を結びつける象徴とする。

 使われるのは、3県で役目を終えた仮設住宅824戸の窓などのアルミ建材の一部。LIXILが回収、溶解し、再生アルミ約2トン分を用意した。


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