米、不法移民の一斉摘発に着手 寛容姿勢の「聖域都市」は反発

14日、米ニューヨークでトランプ政権の移民摘発計画に反対する人々(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米移民・税関捜査局(ICE)は15日までに、不法移民摘発に着手した。米メディアが伝えた。不法移民に寛容な「聖域都市」の自治体や移民支援団体は強く反発している。トランプ大統領が14日に開始すると表明した摘発は全米で大規模に行われると見込まれたが、小規模にとどまっているもようだ。

 摘発は東部ニューヨークなどで行われ、全米の10都市前後で今後も続く見通し。詳細は判明していない。

 聖域都市の一つ、ニューヨークのデブラシオ市長は14日、トランプ政権が標的にしている移民は「犯罪者ではなく、米経済に貢献してきた人々だ」と擁護し、摘発を批判した。


  • LINEで送る