原発事故後初スーパー開店、福島 浪江町、帰還へ後押し

イオン浪江店の開店セレモニー=14日午前、福島県浪江町

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が一部で解除された福島県浪江町で14日、町内で事故後初のスーパーマーケットとなるイオン浪江店が開店した。住民帰還を後押しするため町が出店を要請していた。町にはコンビニなどはあるが生鮮食料品を扱うスーパーがなく、生活インフラが整わないことが帰還をためらう理由になっていた。

 店は同町中心部の町役場近くで、売り場面積は約881平方メートル。総菜や日用雑貨品がそろい、同町の請戸漁港など地元で水揚げされた鮮魚を優先的に扱う。

 浪江町は2017年3月末に一部地域で避難指示が解除されたが、依然として大半の地域で避難指示が継続している。


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