評論家の竹村健一氏が死去 「だいたいやね」と辛口コメント

パイプを持つ竹村健一氏=1977年6月

 「だいたいやね」で始まる関西弁の辛口コメントで知られる評論家の竹村健一(たけむら・けんいち)氏が8日午後7時38分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。89歳。大阪府出身。近親者で密葬を行った。喪主は長男真一(しんいち)氏。

 1953年、京大を卒業し毎日新聞に入社、フルブライト奨学生として米国留学した。英文毎日記者の傍ら英会話入門書やラジオの台本を執筆。追手門学院大助教授などを務めた。

 60年代後半から本格的な評論活動に。「世相講談」「竹村健一の世相を斬る」などのTV番組では関西弁による分かりやすい時事解説とパイプをくわえた風貌で人気を博した。


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