沖縄のジュゴン死骸来週にも解剖 辺野古移設工事との関連、不透明

沖縄県今帰仁村沖合で漂流していたジュゴンの死骸=3月18日(今帰仁漁業協同組合提供)

 沖縄県今帰仁村の沖合で3月、沖縄本島周辺で生息が確認されている絶滅危惧種の海獣ジュゴンの死骸が見つかったのを受け、死因究明のため県や村などが来週にも解剖を実施することが分かった。関係者が11日、明らかにした。死因については米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設工事との関連を指摘する声があるが、因果関係が確認できるかどうかは不透明だ。

 防衛省沖縄防衛局は、辺野古移設が環境に及ぼす影響を検討する「環境監視等委員会」で、移設工事の作業船などによる直接的な影響は見受けられないとの見解を示している。

 死骸は3月、陸から約200メートル沖に漂流していた。


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